JDPU「37期に向けて」
JDPU理事長、株式会社コシダアート 越田英喜

 平成23年3月11日、東北地方・太平洋沖地震は東日本にも及ぶ大災害となりました。この大災害により、高度な文明によってもたらされた大量生産・大量消費による"豊かな暮らし"や"地域の社会システム"が瞬時に消え去りました。

 今までの"生活や豊かさ"とは、一体何なのか。文明は自然に対してあまりにも攻撃的で自信過剰ではなかったのか。"豊かさ"の価値とは何なのか。生活や社会を常に深く洞察する我々デザイナーの職能としても極めて重要な課題でもあります。

 JDPUは一昨年、創立以来の念願でありました、デザイナーの資格問題を解決すべく、日本で初めてのJDPU認可「デザインプロデューサー制度」を立ち上げました。実に組合創立以来36年の歳月を費やした難産のテーマでもありました。

 JDPUは、この制度の「JDPU認定プロデューサー行動憲章」を核にした3つの原則、"生活者の利益の追求""プロデューサー能力研鑽""デザインの総合力による社会貢 献"をレバレッジに、「デザインプロデューサー制度」の有効性をデザイン業界に向け、普及に務めているところです。

 37期は、JDPUの活動の輪をさらに広げるべく、東京における活動の場を補強し、 「ジャパンデザインプロデューサーズユニオン東京支部」開設に向けてのインフラ整備に着手したいと考えております。また、昨年好評をいただきました"JDPU研修セミナー"や"サロン"、そして、賛助会員との交流の場"デザインビジネスを語ろう"の充実等積極的に展開していかねばならないと考えています。

 新生「ジャパンデザインプロデューサーズユニオン」の活動の趣意に賛同し、デザイナーの社会的役割や貢献度、社会的地位の格付けとともに、デザイン業としての産業化を志す同志の加入増強をJDPUメンバー総力を挙げ、強力に推進したいと考えております。

 今後とも、JDPUの活動にご指導、ご支援賜りますよう深くお願い申し上げます。

理事長 越田 英喜





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