Vol.5「先手を打つ体制と営業力」
アドリアカンパニー/岩田 浩司

このコーナーは第5回目という事で、なぜこの若輩者が選ばれたのかはあまり理解できないが、まぁとにかく選ばれたのだから思いつくままに書こうと思う。…相変わらずの楽天家である。

1年半ほど前、独立するまでは、インハウスデザイナーだったが、結局はサラリーマン。毎日通勤して同じ時間にランチを食べて毎月同じ日に給料を受け取る。同じ給料だから、楽になる仕事の組み方を考えてしまいがち。基本的には会社員は一部を除いて皆そういうものだと思う。しかし今は、個人でも経営者であり、極端に言えば好きなように経営できるし、責任も自分にかかってくる。なぜ独立したのか色々理由はあるが、周りの社員達があまりにも責任を自分以外に転換する理屈主義が多かったのも理由の一つだろう。(笑)
任される事がどんなに喜ばしい事か、そう感じていたので今がとても楽しい。

4月に堺市が第15番目の政令指定都市となりました。その記念で「境の優良企業100社」と言う書籍が発売。実は私も掲載されている! 届きたてで読んでみたが、デザイン事務所では弊社だけしか掲載されておらず、とても驚いた。他の媒体でもそうだが、何故、同世代のデザイナー達は、あまり露出していないのだろうかと考えてしまう。あ、当然忙しすぎるデザイン事務所さんや名前が売れているデザイナーさんは、そんなの逆に載せたくない方もいらっしゃるでしょうが、私のようにまだこれから売り出し中の人間となれば、もっと一生懸命露出もしないと知られないと思う。他の方々はどうされているのでしょうね。

私は会社務めの時、コトブキという会社でイスや公共家具を10年近く担当していた。途中、困った営業の上役からの圧力で、営業に3年ほど就いた経験もある。やるからにはと、西日本での四半期売上トップにもなった事がある。ここで重要なのはその経験があり、自分で自分の営業ができる事だろう。
私は基本的にはプロダクトとインテリアが得意分野で、独立する直前にいた家具メーカーでは、経営方針やコンセプト、商品やカタログデザインは勿論の事、デザインに関わるマネジメントを一貫して行って成功へと導いた経験上、プロデューサー的観点からトータル事業支援を行っている。だから、KDOUでのプロデューサー制度について賛成で、ぜひ、早く実現してほしいと待ち望んでいるひとりです。

東京方面は景気が上向き、不動産屋バブルとも言われ、イケイケ状態も続いている。一方、地方都市ではどうか、まだまだ厳しい現状は胸の内にしまい、愚癡など言う暇があったら仕掛けを考えろ! と自分を戒める。そして自ら企画を打ち出し、日本のものづくり企業への営業に日々励んでいる。

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